今更ながら明けましておめでとうございます。本年もファッションカラー&ラボ、そして弊社を宜しくお願いいたします。
そして初めまして、編集部最年少の小僧と申します。先輩方に鍛えられながら編集、そしてファッションについて勉強する日々を送っています。立派な編集部員になれるよう頑張りますので、応援して頂けると嬉しいです。
さて、BMさんと室長が毎週ブログを更新していて、1番ペーペーのお前が何もしてないとは何事か……!というわけで、これから不肖小僧もブログの週刊連載にチャレンジしたいと思います。テーマは「映画」。色名がタイトルに入った映画や、印象的な色使いの映画など紹介したいと思います。(※洋画多め)
ちなみにお二方のような素敵バナーは絶賛製作中です。見切り発車上等で頑張ります。
記念すべき1回目はファッションラボの新刊で扱う「緑」がタイトルに入ってる映画を選びたいと思います。それは『グリーンランタン』!!
『グリーンランタン』!!
(2回言ってみました)
……『グリーンマイル』、良い作品です。泣けます。『我が谷は緑なりき』古典です。マニア向けだと『グリーンホーネット』近年リメイクされたものにはキャメロン・ディアスなんか出ていますが、オリジナルのTVドラマにはあのブルース・リーが出演!あとは『ハルク』『シュレック』も主人公が緑色ですね。
手前のマスクの彼がライアン・レイノルズ(※本国では売れっ子)
ですが、ここはあえてアメコミ原作の『グリーンランタン』。ジャケット見て、主演が誰だか分かった方は映画好きかセレブ好き。スカーレット・ヨハンソン(『アベンジャーズ』で峰不二子みたいな格好してます)の元旦那、ライアン・レイノルズです。X-MENのスピンオフ『ウルヴァリン』二刀流で暴れてた背の高い男。これだけ言っても分かってもらえる自信はありません。そもそもグリーンランタン自体、日本ではアメコミヒーローとしてそんなに知名度がないと思われますし……『アベンジャーズ』に登場しなかったのは、元嫁とのバッティングを防ぐため、ではなく、グリーンランタンの発行元が『アベンジャーズ』を発行しているマーベルコミックスのライバル、DCコミックスだから。なので、DCコミックスのヒーローチーム映画『ジャスティス・リーグ』には参加するとのこと。
で、この『グリーンランタン』、どんなストーリーかと言うと、様々な星の宇宙人から構成された宇宙警察機構「グリーンランタン」にひょんなことから選ばれたハル(レイノルズ)が宇宙で最も危険な「パララックス」という存在を倒すために戦い、傷つき、成長し、「グリーンランタン」の一員として認められる……という話です。気の強い元カノや、コンプレックスが原因でダークサイドに落ちる科学者とか、分かりやすいキャラクターしか出てきません。同じDCコミックスのバットマン作品『ダークナイト』が全然分かんなかった!という方は、こちらをオススメします。頭カラッポにして楽しめます。
で、どうしてこの作品を選んだのかと言うと、すごく分かりやすく「グリーン」が使われているから。タイトルにもあるように、宇宙の平和を守る「グリーンランタン」たちのシンボルカラーは「緑」。力の象徴であり、同時に主人公の正義を示す色です。一方、悪の象徴として使われているのは「黄色」。ネタバレになるので言えませんが、ある重要なキャラクターがダークサイドに近づく時に、黄色が印象的に使われます。西欧で黄色は裏切りを示す色。キリスト教で裏切り者とされるユダが身につけた色であり、第2次大戦中はユダヤ系の人々が区別のために黄色を身につけさせられるなど、ネガティブなイメージがある色です。ただし、PCCSなど色相環を見てみると、緑と黄色は非常に近い関係にある色。正義と悪は表裏一体……ということでしょうか。
余談ですが、本作で主演したレイノルズと、恋人役を演じたブレイク・ライブリー(『ゴシップガール』の主人公役)はこの共演がきっかけで交際、昨年結婚しました。この報道に元嫁のスカヨハは激怒したそうですが、別れた後の話なんだから許せばいいのに……それより、元嫁も現嫁も金髪美人を選んだレイノルズ、やっぱりアメリカのモテにはブロンドが最強なのでしょうか。
(後の妻と2ショット)
また、声のみの出演ではありますが、主人公を導く先輩・キロウォグを演じたマイケル・クラーク・ダンカンは54歳という若さで去年お亡くなりになりました。(映画出演作としては本作が遺作だそうです)『アルマゲドン』『グリーンマイル』など、名脇役と言える方だったと個人的には思っていたのでショックでした……ご冥福をお祈りします。
そして、現在ハリウッドではアカデミー賞で大盛り上がりしています。前哨戦とも言えるゴールデングローブ賞のドラマ部門では、M・C・ダンカンと『アルマゲドン』で共演したベン・アフレックの『アルゴ』が選出されました。『アルゴ』、凄いです。先日、「今観ないと公開終わる…!」と映画館に行ったところ、公開2ヶ月以上経つのにほぼ満席。クライマックスには咀嚼音も呼吸音もない観客無音状態という緊迫した状態で、約2時間じっくり観させて頂きました。
ベニファーとか言われて元カノのジェニファー・ロペスと最低映画を選ぶラズベリー賞とか受賞してバカにされ、一時期日本のスクリーンから姿を消していたというのも昔の話。去年の『ザ・タウン』に引続き見事な復活です。本当は『アルゴ』のこと書きたかったんですが、色というとちょっと弱いかな……と思ったので、今回は我慢。
公開中なのに既にソフト化&発売も決まっている『アルゴ』1食抜いても是非!
ではまた来週、できたらバナーつきでお会いしましょう。小僧でございました。
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