『ファッションカラー』『ファッションラボ』 編集部ブログ
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連載コラム
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室長の週刊ミュージックカラー

“色”を愛でること40年。『FASHION COLOR』も統べる会社の屋台骨・企画室の室長による色を感じる音楽案内。

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#03 赤と黄の明快な配色
ザ・ビートルズ「THE BEATLES 1」



ハロー、室長です。今回は、甘酸っぱい時代を想い起こさせられるビートルズについて。

私がよくランチを食べに行くレストランでは、いつ行ってもビートルズの音楽が流れています。いつ行っても流れているという程にビートルズの曲はたくさんあり、誰にでも好まれ、スタンダードな音楽だからでしょう。そして「ビートルズはいいな」といつも思うのです。

ビートルズが活躍したのは1962年から1970年まで。私との関係でいえば、私の中学生・高校生の時代で、多感な時代にリアルタイムでビートルズに出会ったことになります。コンサートには行きませんでしたが、新曲が出る度に興味深々であったことは確かです。

佐藤良郎著『ビートルズとは何だったのか』によりますと、ビートルズが活躍した時代は、世の中が階級社会から移り変わる時代であったということです。ビートルズが出現するまでは、上流階級の人はクラシックなどを聴いていて、黒人音楽をルーツとするロックやR&Bなどは下品な音楽として聴かなかった。ところがビートルズの音楽はあらゆる階級の特に若い人たちにあっという間に世界中で聴かれるようになりました。階級社会からの移行時期にビートルズが出現したから、あのようにあっという間に広まったのか、それともビートルズが世の中を変えたのか、どちらが先かわかりません。

何もないところから突然にあのような音楽が生まれたのではなく、ビートルズの前にエルビス・プレスリーやチャック・ベリーの音楽があってそれらの音楽は黒人の音楽をルーツとするものでした。そういった音楽の影響を受け、上流階級の人にも受け入れられるようにしたのがビートルズの音楽といえるのではないでしょうか。

マネージャーのブライアン・エプスタインの意向により、服装もデビュー前の皮ジャン姿ではなくスーツ姿でデビュー。髪の毛はマッシュルーム・カットで、あの当時としては多少の不良っぽさはあったのですが、その程度は許されたということなのでしょう。

デビューから数年後、ビートルズはコンサート活動をやめ、スタジオにこもって様々な実験的な音楽に熱中するようになります。当時の最新の機材を使って様々な音楽が作られました。ビートルズほど多くのヒット曲を残したアーティストは他にいないでしょう。歴史を振り返れば、曲の多さでモーツアルトをあげることができますが、モーツアルトの音楽は上流社会の人のための音楽であり、ヒット曲をたくさん作ったとはいいにくいと思います。

私はビートルズのどこが一番好きかというと、ジョン・レノンの声です。ビートルズの曲のボーカルはほとんどがジョン・レノンかポール・マッカートニーですが、ポールの声よりもジョンの声の方が心に訴えるものがある。ジョンの声には、ちょっと他にない特別なものを感じます。リンゴの声も個性があってリンゴの声とすぐにわかります。しかし、ジョンほど心に訴える力のある声ではないように思います。ポールとジョージの声は個性が少なく感じます。

ビートルズが解散してから40年以上になりますが、現在は多様化の時代といわれ、世界的にヒットするような音楽は生まれません。日本ではSMAPが幅広い層に人気があるようですが、ビートルズには遠く及びません。ポール・マッカートニーは現在70歳ぐらいだと思いますが、ジョン・レノンやポール・マッカートニーがあと50年遅く生まれてきて、現在20歳ぐらいだったら何をしているのかな。もしそうだったら平凡な人生を送ることになるのかな、なんて考えます。しかし、ジョン・レノンの声には力があるので、もしかしたら今20歳ぐらいのジョン・レノンやポール・マッカートニーがいたら今の世の中を変えるようなことをするかもしれないな、なんて思います。

さて、今回挙げた「ビートルズ1」というアルバムは、2000年に発売されたベスト・アルバムで、「1」というのは、ヒットチャートで1位になった曲を集めたアルバムという意味での「1」。1枚のCDになんと27曲も入っていて大変お買得なアルバムなんです。

アルバムの色はご覧のように鮮やかな赤を背景色として、大きく「1」という文字が鮮やかな黄色で入っているという配色です。赤と黄というのは色相の関係でいえば中差色相の関係になり、色相関係があいまいな関係で、西洋風の調和論からは不調和になりやすい色相関係ということができるのですが、実は中差色相の配色は東洋ではよく使われているんです。色相関係が中差色相で色相関係があいまいであっても、赤と黄では明度の差がある程度あるのであいまいなイメージにはならず明快な配色になっています。店頭ではかなり目立つ配色ですね。



#[PCCS]v3
#[MUNSELL]7.5R 4.5/15
#[CMYK]C=0, M=100, Y=100, K=0
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by fashioncolor | 2012-12-06 13:38 | 室長の連載コラム
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